2016年3月21日月曜日

第二子が出来たことによる食べむら


伊藤英子が務めている保育園で、保護者の方からこんな質問がありました。第二子ができてから、第一子がご飯を一人で食べなくなってしまった。また、食べむらが激しく、食べない時もたびたびあり、食べ終わるまで毎日付き合うのが苦痛になってきている。というのです。これは、親御さんからすると切実な悩みですよね。よくわかります。伊藤英子の経験上、これが第二子、第三子のお子さんの親御さんならここまで気に留めないケースも多々あるのですが、第一子となると、どうしてもマニュル通りに行かないと気になるのは仕方がないことです。それに、それだけ子供と真剣に向き合っている証なのですから、素晴らしいことだと思います。けれど、今回の場合は少々深刻でした。親御さんは、娘さんが食べないので、必死で口に食事を運ぶ。隣では第二子が泣く・・・第一子が食べるように、あれやこれやと手をかけて食事を作る。でも食べない・・・無理やり食べ終わるまで付き合う。第二子に手をかけてやれないもどかしさ・・・最後には、行き詰ったお母さんがいる・・・お母さんは深刻だけれど、そのお子さんは、伊藤英子が気にかけてみる限り、保育園の給食は必ず完食しているし、私たち職員が食べさせなくとも、自ら進んで食べているのです。つまりは、身体的な要因ではなく、精神的要因から食べないという行動にでているという事です。こういった場合、その子供にもよるのですが、今まで親の愛情を100%うけていたのに、下の子が産まれた事によって生じるバランス関係に戸惑って、親を試す行動にでているだけですので、叱らず気長に子供が納得いくまで向き合っていくしか仕方ありません。また、親御さんが先にダウンしたらもともこもありませんので、食べない時は無理にずっと付き合わず、時間を決めて食べさせ、それ以降はおにぎりでも作って机の上に置いておけば、お腹がすいたら自然と食べるものです。少しずつ、子供との付き合い方を考えていくのもいいかもしれませんね。

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