2016年8月25日木曜日

伊藤英子から見る今時のお母さん


伊藤英子が勤めている保育園の園児が、ふと私の隣にやってきて、「先生!私ね、大きくなったらママと一緒にカフェ屋さんをしたいの。」と言ってきたのです。保育園児の口からカフェという言葉がでてきた事に、まず驚いてしまいました。私たちが保育園の時に、はたしてカフェという言葉を知っていたのでしょうか?半ば驚きながら「どうしてカフェ屋さんがしたいの?」とたずねると、「だってママはおしゃれだから、お部屋がカフェみたいなの。しかも、ママが作ってくれるご飯はいつも美味しいの!」と、かわいい返事が返ってきたのです。素敵なお母さんに育てられて幸せだなー!と思う反面、子供がいない伊藤英子にとっては、少し羨ましくもありました。自分の産んだ子供に、部屋がおしゃれ!ご飯が美味しい!ママと一緒にカフェをしたい!なんて事を言われたら、幸せだろうなー!と、ついつい思ってしまったのです。伊藤英子は、「たくさんママのお手伝いをして、お料理も覚えて、ママとカフェ屋さんが出来るといいね!」と、返しました。最近、「近頃の母親は・・・」という言葉も耳にしますが、そんな事はないです。どの親御さんもみんな必死に頑張っています。伊藤英子なんて到底真似することなんて出来ないです。このお仕事をしているからこそ見えてくるものがあります。どのお母さんもいい親になろうと必死で子育てしているのです。ただ、その反面に虐待があるのも事実なのでしょう。きっと必死になりすぎて、手を抜かずに母親としても妻としても100点を取ろうとするからこそ、心が壊れることもあるのではないでしょうか?誰かがそんな必死なお母さんの気持ちに気付き、手を差し伸べて理解してくれたなら、虐待する行動までいかないのでは・・・と思われてなりません。子育てに対価はありませんが、とても大変なお仕事です。それをみんなが理解した上で、地域ぐるみで見守っていけたらいいですね。

 

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