2017年4月25日火曜日

伊藤英子が子供の頃とは違う、今の昔話


皆さんはご存知でしょうか?私達が子供の頃に読み聞かせしてもらっていた昔話、この昔話の内容が私達の子供のころとは随分と違ってきていることを・・・伊藤英子は仕事柄、大人になった今も昔話を読む機会が多くあるわけなのですが、子供達に読み聞かせしながら、あれ?この話こんなだったかな???と、思う事がたびたびありました。もちろん昔の記憶なので、伊藤英子の勘違いなのかな?とも思っていたのですが、実家にある昔話を読み返してみると、やはり記憶違いなのではなく、ストーリー自体に少々変化が見られることが発覚しました。ちなみに伊藤英子が気付いた昔話は「ももたろう」でした。昔は、ももたろうの結末といえば、鬼が島に鬼退治にいき、鬼を懲らしめて、鬼がぬすんだ宝物を持ち帰るというものでしたよね。それが最近の昔話では、鬼退治はしません。鬼とももたろうとが話し合いで解決するというものに変化しているのです。かなり平和的解決法となっていますよね。他の昔話もストーリーに変化が齎されているものはないのだろうか・・・と、気になった伊藤英子は、ちょっと調べてみることにしました。すると、「さるかに合戦」「かちかち山」「あかずきん」「三匹のこぶた」などでも変化が見られました。昔話がどうして以前とは違う形になったのか・・・いろいろな説があるかもしれませんが、残酷性はストーリーを展開するうえで、必要のないものという考えからかもしれません。そういえば、日本の昔話だけではなく、「シンデレラ」もまた本来のストーリーをかなりまるくして日本に伝えられていますよね。今の子供達が大人になった頃には、また更なるストーリーが生まれているかもしれませんね。

0 件のコメント:

コメントを投稿